時間よ、止まれ!

  • 2017.07.12 Wednesday
  • 12:55

時間を止めたいとか透明人間になりたいとか、目的はエロだろ!でも、結果が純愛ならステキじゃないか!欲望をテーマにしながらも、胡散臭い名作じゃなく、ほのぼのとした佳作にグレードアップさせるなんて「人生の分かる奴だね!」『フローズンタイム』(2005)

セレステ&ジェシー

  • 2017.07.11 Tuesday
  • 11:45

自分は正しいと思う。だけど、賛同してくれる人が少ないことも分かってる。競争が嫌いだ。負けたら悔しい。でも、勝っても嬉しくない。もっと上が掃いて捨てるほど居るんだから。正しかろうが間違っていようが、勝とうが負けようが人生は楽しい一人旅なのだ。「勝った負けたと騒ぐじゃないぜ あとの態度が大事だよ 知っているんだ近道は だけどその手はいやなのさ」(星野哲郎)わかってないねぇ、セレステもジェシーも。戦う相手は神様なんだよ。楽しくオシャレに負けようよ!『セレステ&ジェシー』(2012)

キアヌ

  • 2017.05.24 Wednesday
  • 15:16

傑作!全体の95%はドラッグがらみのギャングとギャングとギャング(と警察)の抗争に巻き込まれる一般人の血で血を洗う大活劇なのに、紛れもなく「猫映画」なのだ。オペラ『魔笛』の中でチョロっとしか出ないのに目立ちまくる「夜の女王」か、はたまた10分しか出てないのにアカデミー賞を搔っ攫ったジュディ・デンチか!「猫映画」の作り方のお手本だね。とくとご覧あれ!『キアヌ』(2016)

猫忍

  • 2017.05.24 Wednesday
  • 12:15

「猫を飼ったことのない人は人生の喜びを半分しか味わっていない」と言った人がいるらしいが事実だ。犬には「純愛」「忠義」など感動のドラマになりやすい特性があるが猫には皆無。唯我独尊であり孤高なのだ。空気を読まないどころか勝手に空気を換えてしまうんだ。麿赤児さんや船越英一郎さんや鈴木福君や金山一彦さんの演技の味わいも、他の若手俳優の演技へのハラハライライラ感も総て消し去ってしまう。恐るべき猫の魔力なのだ。なぜ犬にしなかったんだろう?『猫忍』(2017) そういえば『メン・イン・キャット』も。おっと、次も猫映画だぁ。乞うご期待!

『リトル・ミス・サンシャイン』

  • 2017.05.02 Tuesday
  • 05:18

エロじいさんが孫息子にセックスこそ人生だと教え、孫娘にはセクシーダンスを教える。エロじいさんの息子は勝ち組になることだけが人生の目標だと確信している。その妻の兄は自殺願望のプルースト研究者。「家族の絆をテーマにしたロードムービー」なんて文部科学省や全国PTA協会の決まり文句など吹っ飛んじまえ。「負け組って素敵だなぁ!」ってのがテーマだったのか。(2006年)

『メン・イン・キャット』

  • 2017.05.01 Monday
  • 11:49

「猫は9回生まれ変わる」という伝説を扱った深みの無いテキトーな作品。大物ケビン・スペイシーやクリストファ―・ウォーケンが省エネモードでテキトーに出演している。銃撃戦も無い、カーチェイスも無い、爆破シーンも無い心が生ぬるく温まるホームコメディ。『メン・イン・ブラック』の監督だから『メン・イン・キャット』とは日本側スタッフもテキトーだ。本当は『ナイン・ライヴズ』(2016)。猫好きな方は楽しんでください。「トムとジェリー」を思い出しちゃった。

『ジェラシー』

  • 2017.04.30 Sunday
  • 12:36

「煮え切らない男」だという意識もなく恋愛をする妻子持ちの若いヒモ亭主と、「煮え切らない女」を演じながら「より深い愛と心の贅沢」を得ようとする年上の女優。ウェルテルとアルマンを、シャルロットとマルグリットをミキサーにかけちゃった。いかにもフランス映画らしい嫌らしさが銃声に向かって炸裂する。娘の名前をシャルロットにしたりセネカの言葉をトッピングするなど、私の似非文化人魂をくすぐる下衆さはイカスミパスタか?ノーテンキな『プリティウーマン』で浄化してやろう。(2013年)

『マッターホルン』と『ブーメラン』

  • 2017.04.27 Thursday
  • 13:19

事故で妻を亡くす。歌手志望の息子を追い出す。アル中になる。事故で脳障害になった男と出会う。男は山羊の鳴き真似が上手い。心を許し余興コンビを組む。男と私的に結婚する。ショウパブで歌う息子を許す。男を連れて、妻にプロポーズした思い出の神の山マッターホルンに行く。罪を押し付ける教会の神と開放感溢れる山の神。人生は簡単だ。在るべき場所に有るべき時に行けばいいのだ。バッハの音楽が絶妙に保護司を勤めている。『マッターホルン』(2013年のオランダ作品)邦題は何故か『孤独のススメ』だ。一方、嫁姑問題をホームドラマではなく推理サスペンスに仕立て、亡き母を慕うマザコン息子を探偵として扱った『ブーメラン』(2015年のフランス作品)邦題は何故か『ミモザの森に消えた母』だ。『マッターホルン』はホモ、『ブーメラン』はレズを好意的に描いている。

たそがれ

  • 2017.02.09 Thursday
  • 13:20

ユダヤ民族最高の王様と言われるダヴィデ。もともと羊飼いの少年だったが抜群に歌が上手かったことを神に認められて王様になった。しかし王位を息子ソロモンに譲った晩年は80歳を越えて体力も気力も低下し寝たきりに。王様に元気になってもらおうと家来が考えたのが16歳の美少女を添い寝させることだったが・・・あまり効果はなかったらしい。荒れた学校や廃れた町をコーラスによって立て直す・・・なんて映画がある。「みんなが心をひとつにすることで素晴らしいことが成し遂げられる」というストーリーだ。物語はここでハッピーエンドになる。その後の「継続」という長い地道な活動はドラマにならない。面白くないからだ。メンバーは老けていく。レヴェルは下がる。確かに面白くない。だから心に刺さるドキュメンタリーが出来上がる。『歌え!フィッシャーマン』(2000)

世界の終わりに友達探し

  • 2017.02.08 Wednesday
  • 20:12

自宅で死のうが、病院で死のうが、道端で死のうが構わないが、のんびりと過ごしながら逝きたいものだ。巨大隕石が衝突して地球が滅亡する・・・となると自分の命を犠牲にして家族を、そして世界を救うヒーローが登場するハリウッド映画のお家芸になるけどね。実際はこんなものなんだろうなぁ。キーラ・ナイトレイがとっても素敵だ。『エンド・オブ・ザ・ワールド』(2012) 誉められもせず苦にもされず、いつもニコニコ笑っている・・・ムズカシイね。

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