わかってください

  • 2018.04.22 Sunday
  • 05:15

因幡晃の『わかってください』には「これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかってください」とある。子供のころ、好きな女子のスカートをめくる。嫌がられるのを覚悟で自分の存在を印象付けようとする。「わかってください」なのだ。あまりにも自分勝手なアピール。「わかってください」と言いながら相手の気持ちを分かろうとはしないのだ。オペラを含めてドラマにはちょくちょく登場する。「どうして俺の気持ちを分かってくれないんだ!」カルメンへの愛を憎しみに変えたドン・ホセ。「あきらめなければ夢は叶う」という言葉はストーカーに対して言ってはいけない。愛は正義ではなく欲望なのだから。

心から

  • 2018.04.20 Friday
  • 05:09

びわ湖ホールが開場したときのキャッチコピーは「本物志向」だった。イタリア語で歌いたい歌手とイタリア語で聴きたいオペラ愛好家の微笑ましい連携だ。同じようにポルトガル語で歌いたいファディスタ(ファド歌手)とポルトガル語で聴きたいファド愛好家との微笑ましい連携がある。本物に憧れる王道主義なのだ。明治以来の舶来至上主義と言ってもいい。王道が鯛なら私の日本語ファドはイワシだろう。そのイワシで鯛顔負けの極上の逸品を作ってくれた犬童まり子さん、私にとって、あなたは最高のファディスタです。本当にありがとうございました。

ミミの歌

  • 2018.04.10 Tuesday
  • 09:54

整理整頓は好きだし結構上手いと思うが、取捨選択は理屈では分かっちゃいるけど「躊躇」に妨げられる。欲や未練が絡むからだろう。断捨離の行き着くところは自滅だろうしね。「悟り」の境地は遥か彼方なのだ。酒を飲めば酔うものだ。咲いた花は散るものだ。出会いの行先では別れが待っている。幸運な出会いも不幸な出会いも別れは差別することはない。桜の花を美しいと思ったことはない。葉桜の美しさの前座にしか過ぎない。「サヨナラだけが人生」ならば「ミミの歌」を歌おう。

長崎のわらべ歌

  • 2018.04.07 Saturday
  • 05:35

ねんね ねんね ねんねよ(さぁ 寝ましょうよ) ねんね ねんね こんぼうよ (さぁ 寝ましょう この棒と) ねんね さんせ とこさんせ(さぁ 寝床に入りましょ) あした 早う 起けさんせ(朝みたいに 起きてよね)ぼっちん搗いて 食わしゅうで(突いたり)搗いて嫌なら 焼いて食わしゅう(熱くしたり)焼いて嫌なら 炊いて食わしゅう(湯気をだしたり)炊いて嫌なら なまで食わしゅう(なまで・・・!)ホリャ ホリャ ホリャョ(亭主?) お〜 お〜 お〜ョ(細君?)

熟年離婚

  • 2018.04.03 Tuesday
  • 04:44

「あなた、退職金の半分、私の口座に振り込んでおいてくださいね。」「本当に出て行くのか?」「残りの人生は女友達と楽しく送ることにしたの。」「俺のどこが気に入らないんだ。」「♪あなたはちっとも悪くないのよ 女の私がわがままでした あなたの側にいて 何もしてあげられずにサヨナラするのは 哀しいものよ 身体にじゅうぶん注意をするのよ お酒もちょっぴり ひかえめにして あなたは男でしょ 強く生きなきゃだめなの 私の事など心配しないで 幸せになってね 私祈ってます」(五十嵐悟)

閑話休題

  • 2018.03.23 Friday
  • 05:36

ピアノ界の巨匠ポリーニは18歳でショパンコンクールに優勝してから26歳まで表立って演奏活動をしなかった。この空白が大事だったんだろう。同じく巨匠ワイセンベルクも18歳から26歳まで華々しく活躍した後、36歳までの10年間沈黙していた。この空白は必要だったのか?ポーランド生まれのヴァイオリンの巨匠シェリングは28歳まで活躍した後、メキシコで先生になっていたが、36歳で再デビュー。メキシコを訪れたピアノ界の巨匠ルービンシュタインに発見されたのだ。イタリア人、ブルガリア人、ポーランド人。ブルガリア人のワイセンベルクが一番天然だ。彼のショパンは笑える。そして、寒くなるのだ。

今が青春

  • 2018.03.18 Sunday
  • 20:13

「青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの」自分の今に不満を持つサラリーマンが歌う諦めソングです。「青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり」ってことは、今は道に迷ってないってことになる。冗談じゃない。こんな歌を歌ってること自体が迷ってる証拠なのに。「夢は枯れ野を駆けめぐる」のだ。振り返ってるヒマなんてありゃしない。「お持ちなさいな、いつでも夢を」「人生はワンツーパンチ 歩みを止めずに夢みよう」強がってると言われてもいいじゃないか。振り返ってる奴等よりマシだろ?さぁ、明日も粗製乱造だ!(メンネルコール広友会第34回定期演奏会を聴いて)

普通の人

  • 2018.02.27 Tuesday
  • 04:34

どうしてこんなに普通なのだろう、巨匠なのに。いや、巨匠や名人じゃないのかも。普通を極めたのかもしれない。ピアニストのアルフレート・ブレンデル。この人の演奏にはハズレがない。そしてアタリもない。惚れることがないから嫌いにもならない。感情を込めることもしないがクールに突き放すこともない。変わったことをやって受けようとする私には眩しい存在だ。世界的な演奏家は皆それぞれの個性がある。三流の芸人である私はついつい個性派を演じてしまう。そして即バレる。すべてを捨てて世捨て人になろうかと、出来もしないことを考えながら酒を飲んでみる。

21歳

  • 2018.02.16 Friday
  • 04:58

超きれいだ!メッチャきれいだ!まだ汚れてないんだね、君は。まるで咲き匂う花のようだ。それも華やか過ぎないところが堪らないよ。君をじっと見つめていると、何故だか心配になってくる。神様、この花を守ってください。この汚れを知らない清らかな花びらを守ってください。そうだ、君を守れるのば僕だけだ。君の頭に手をかざし、神に祈りを捧げる資格を僕におくれ。控えめだからこそ高く薫るんだね。超きれいだ!メッチャきれいだ!

可愛いね!

  • 2018.02.15 Thursday
  • 21:09

音大で言語表現演習の講義をしている。それはさておき、音大なので大ホール・中ホール・小ホールがあり毎日のようにコンサートが行われている。作曲コースの人たちの新作発表もある。「新作発表」なのだ。間違っても「世界初演」とは言わない。私も独演会で新ネタを発表する。それを「ネタ下ろし」という。間違っても「世界初演」とは言わない。そこまで恥知らずではない。「世界初演」とは「世界の人が注目する新作発表」のことだから。

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