しげもとまさあき作詞集(1)

  • 2019.10.16 Wednesday
  • 08:24

『カフェの異邦人』

 

 真っ赤な頬っぺの娘 唇とがらせ歩く

 キッスをしてよ 時計は10時を告げる

 ピアノを弾く女の肩掛け 滑り落ちそうに笑う

 あぁ この街に流れ来て

 静かな日に この身をまかせてる

 隅っこのテーブルで歌う 

 ベレーの男の 侘しく甘いシャンソンよ

 

 真っ赤な頬っぺの娘 唇とがらせ歩く

 キッスをしてよ 微笑み皿をならべる

 ピアノを弾く女の帽子は 昔の浮名を語る

 あぁ この街に流れ来て

 静かな日に この身をまかせてる

 強めの酒に 少しだけ 

 たわわに実った ほのかな葡萄の香りよ

 

 この子が 君の娘だよ

 月日の流れは 苦くて甘い味がするよ

 

   ※ 昔、愛し合い別れた彼女。結婚して娘が生まれたが離婚したと聞いていた。

     ある日、彼女の訃報が届く。娘は小さな街のカフェで働いているらしい。

     「キッスをしてよ」は死んだ元カノの口癖だった。

 

 

『坂のある町で』

 

 ゼラニウムの赤に 微笑む窓辺

 若いふたりの はしゃぐ声が

 背中をくすぐって 通り過ぎるの

 あれは あの日の私たちね

 二度と会えない 淋しさを

 ワルツにのせて踊るわ 坂のある町で

 

 コンサートの帰り パンケーキの店で

 余韻に包まれ 含むワイン

 ゆらゆら揺れてる 石畳

 そっと触れたの あなたの指が

 記憶の中の 声はもつれて

 なにも言わない唇 坂のある町で

 

 白い窓には レースのカーテン

 あなたの腕に 身をまかせ

 愛を交わした思い出 坂のある町で

 

   ※ 新婚旅行の思い出の北イタリアを独り訪れた未亡人 

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